車のことでこんなに感動したのは久しぶりです。
お客様へのラブレター、松永です。
先日、7年目の車検をMy Lion君が迎え
10日ぶりに乗りました。
代車から乗り換えた時、
正直、感動しました!
その感動の理由と
マーケティングにもつながる話をお伝えします。
代車の最初の印象と、返却直前の印象
代車は、日本車で15年落ちぐらいの走行7万キロのとある車。
車への基準の厳しい(笑)わたしにとって
正直、わたしの好みの車ではないし
ストレス溜まるなぁというのが、最初の印象でした。
それがどうでしょう?
3日、一週間、10日となると。
わたしとしては
不覚なんですが、
「コレでも不自由ないか」と思えてくるではありませんか?
わたしが車に持っているこだわりを
ひとつも満たしていない車なのに
そう感じてしまったんです!
自分の車に再び乗ると…
しかし、自分の車に10日ぶりに乗った時は…
「うそ。自分の車って、こんなに良かったっけ!?」
「My Lion。サイコー」と車の中で雄叫びを上げていました笑
と、自分でもそのギャップに驚きつつ、
考えてみました。
なぜ、自分にこんな事が起きたのか!
人は現状に満足しようとする生き物らしい
現代社会、小さな不満や、悩みはありつつ
そこに目をつぶり、蓋をして生きていくことって
そんなに難しくありません。
もちろん、そこにフォーカスすると
嫌な思い、不安が大きくなるので
考えないようにして、自分を守るということもあるでしょう。
ある意味、これも人の本能のひとつです。
この本能が働くと
自分の今の状態を正当化しようとします。
正当化し続けていくと
「これでいいんだ」という気持ちに変化していって
「今のままがいい」に変わっていきます。
この「今のままがいい」は
「心地よい」に変化していきます。
さらに!
面倒なことは避けたい
チャンレンジするのは大変だから避けたい
変化して今の現状が「一番いい」 という心理になっていきます。
こんな経験したことありませんか?
つい、口から出ていませんか?
わたしがこの事を考えているときに
ふと思ったのが、
飲食店選びの基準です。
今日は裏切られたくないから
お気に入りのお店位に行く。 という選択。
これはこれで、有りですし
とても賢明な選択です。
ですが、
新しいお店に行かなければ
発見できないこと
経験できないことがあります。
その結果、
自分の世界観や価値観、選択基準は
一歩、違うステージに行くことだってあると思いませんか?
予想外に美味しいお店を発見したワクワク感だったり、
お気に入りのお店の良さの再確認だったりします。
さらに、色んな所に目を向ければ
接客、店構え、店内のデザイン
メニューなどなど
コンサル的視点だと
発見が実はたくさんあります。
価値を見出そうとすると
自分の今に関係ないと思っていたことが
実は影響を与える価値観だったりします。
人はいる場所を変えるだけで、良くも変化するし、悪くも変化する
もうひとつ気づいたこと。
それは人は環境にとても影響を受けるということです。
わたしの場合
代車で「これでもいいか」と感じてしまいました。
本当に乗りたい車は、
全く異なる車なのに です。
そして、自分の車に再度乗ったときに
やっぱり、いい! と感じましたし
運転する楽しさを、また深く思い出しました。
代車のときは
「運転は楽しくないけど、満足し始めていた」ワケです。
これってお店選び、製品選びでありがちです。
髪切りたいけど、今日はいつものお店休み!!
「一回くらい、別のお店で切ってみよう。明日、急に大事な用で人と会わないとならないし。身ぎれいにしていきたいし。他のお店がどんなだかも見てみたいし」
といった、タイミングや軽い動機だったものを、自分で納得する理由を見つけて
お店をチェンジ。
一回だけのつもりが
いつものお店の方がいいけど、
思いの外、サービスが良くて、
雰囲気も良くて、スタッフさんも良くて、
料金も良心的で…
となると、そのお店に、また行ったりしてしまうのが人の心理というもの。
これはこれで、良いポイントを見つける という良い習慣です。
でも、本当に価値を感じていたのは
あなたのお店のサービス全般だったのに
そこそこの価値に満足してしまったりするものなんです。
もし、あなたがいつも覚えていてもらえるよう、もっと働きかけていたら…
もうひとつ、わたしの知人の話をしますね。
その知人にある友人がいました。
友人の方は、携帯販売のビジネスをしていて
その知人に、「携帯のことなら相談して!」と
ビジネスを始めたときに伝えていました。
知人も
「OK! 携帯で困ったら真っ先に連絡するよ!」と
応じていたそうです。
ところが、ある日
携帯が壊れました!
その時、彼が取った行動は!
電話帳を探し(携帯がないのでググれない)、
最寄りの携帯ショップを調べて、店を訪れて
新しい携帯を買ったそうです笑
買ったあと、
その知人は、友人が携帯ビジネスをやっていたことを
思い出したとのこと。
このことは
友人には内緒にしているそうです。
さて、なにが言いたいかというと
忘れられないようにするアクション
信頼関係を構築するアクション
自分が何をやっているかを伝えるアクション が
とても重要になってくるということ。
そして、
あなたのお店を選ぶのが
心地よいこと
価値を得られることを
ある程度の頻度で感じてもらうことが
とっても大切なんです。
何かあったときに
必ず、思い出してもらえるように!
ぜひ、お客さんから
忘れられない存在になってください。
思い出してもらえる存在になってください!
価値を感じてもらえている存在になってください!