売上もどった? テイクアウトでやるべき3つの秘策

お客様へのラブレターの松永です。

先日、面白いTV番組を見ました。

カンブリア宮殿である会社が紹介されていました。

それは、「出前館」。

大手チェーン店のみならず、地元の有名店などの
食事を出前代行している会社です。

コロナの影響で売上を伸ばしている会社の一つです。

その秘密は、出前代行というビジネススタイルです。

この発想を、飲食店のコロナ対策に使えないか?
考察してみました。

テイクアウトの秘策1 ターゲット選定

テイクアウトでブレイクするための秘策その1はターゲットを明確にすることです。

多くの人にテイクアウトしてもらいたいがために、
ターゲットを明確にせずにサービス内容や価格設定をしてしまうと、
実は他のお店と横並びの、その他大勢になってしまいます。

そうではなく、
「あ、あれ食べたい」
それなら
「あの店だね」 と言われるようになる。

そこを目指すことで、あなたの商品やメニュー、
サービスのファンになってくれる人だけを
お客さんにすることができます。

その前提として
ターゲットを明確にすることを最優先すべきなんです。

ターゲットは抽象的ではなく、超具体的にしてください。

年齢、性別、職業、家族構成、趣味、過去に抱いていた想い、
好きなこと、嫌いなこと、悩み、不安、
未来に対しての希望…etc

そのターゲットのことを考えたときに
その人だったら、こういうときに「こう考える」
こんなときに「こんな行動をとる」とわかるくらいになるまで
超具体的にすることです。

そうすると

どんなメニューなら喜んでもらえるか?
どれぐらいの価格ならもっと買いたいと感じてくれるか?

などが明確になってきます。

テイクアウトの秘策2 
あなたが出来ることではなく、ターゲットとなる
お客さんが欲しいものを提供する

当たり前のように、社長さんがやってしまうことが、
社長さんが「コレいい! コレを売ったら喜んでもらえる」と
社長さんの価値観で商品やメニューを決めてしまうことです。

確かに、お客様のことを考えているという点では、
悪いことではないんです。

ですが、「卵が先か、鶏が先か」の話に近いですが

まず、明確に決めたターゲットとなるお客さんが
「欲しい」と感じるものかを考えることが先です。

自分が欲しいと思うから、相手も欲しいは
間違いではありませんが、十分ではないワケです。

顧客ファーストで

お客さんが欲しいと思うものは何かをお客さんの立場で考える。

だからこその超具体的なターゲットを考えて、
その人だったら「どう感じるか」を判断基準にする。

それが大切です。

なので、自分が出来ること、やった方がいいと思うことではなく
お客さんが欲しいと思うものを提供する。

コレがファンを作り、リピートしてもらえるようになるには必須なんです。

だからこそ、まず最初にターゲットとなるお客様を明確にすることが大切になってきます。

テイクアウトの秘策3
オファーという概念を使う

オファーというのは、商品そのものであり、サービスそのものですが
特徴や価格なども含め、どう伝えるかとセットとなるものです。

例えば
美味しい味噌ラーメン980円

手作り味噌を使った美味しい味噌ラーメン
980円です。

化学調味料を一切使わず
有機小麦の麺
そして味噌作り100年の老舗の手作り味噌を
使った美味しいラーメン
980円でお届けします

化学調味料を使わず
無農薬栽培の小麦に
自然の餌だけで育った豚肉のチャーシュー
そして味噌作り100年の老舗の手作りみそで
アレルギー体質の方でも安心して食べられる
美味しい味噌ラーメンを980円で

厳密に言えば正しくはない部分もありますが
これらがオファーだと思っていただいて
問題はありません。

さて、というように
同じ美味しい味噌ラーメンだとしても

伝える情報を整理して
伝えるべきことを伝えると
選んでくれるお客さんが具体的になって行きます。

商品の価値を具体的に伝え
価値を感じてもらえるようにすることが
オファーと捉えてください。

あなたは
自分の商品やサービスを伝えるときに

どんな伝え方をしていますか?

コレはテイクアウトのメニューを決める時も同じです。

「これ欲しかった!」と思ってもらえる伝え方できているでしょうか?

お客さんの感情が動くような伝え方ができているでしょうか?

まとめ

冒頭で「出前館」の話をしました。

この「出前館」のすごいと感じたところは

問題を抱えている人の問題を解決する方法はないか?

というスタンスで事業を展開していること。

最初は自社の業績を改善するために始めた出前代行でしたが
自社で出前ができる仕組みを持っていなかった初動で

出前代行の配送をお願いしたのは
新聞配達員の方々でした。

新聞購読者は減少傾向にあるし
稼働時間は早朝と夕方。

そうすると日中と夜は空いているワケです。

売上が落ちて困っていた出前館

同じように売上が落ちていた新聞配達業者

配達して欲しい日中と夜に動ける人が欲しかった出前館

空いている時間を有効活用したかった新聞配達業者

そして何よりも
配達に慣れている、地域の地理に詳しい新聞配達員さんにお願いすることで
早く、確実にお客さんに出前を届けてくれる。

そして、出前を受けた飲食店さんも
自分たちが心を込めて作った食事を
お客様のところへ暖かい状態で届けてくれる。

そしてもちろん
お客さんも美味しく、暖かい食事が届く。

全ての人が恩恵を受ける
素晴らしいビジネスモデルだと思いました。

実はこれ
・ターゲットを決める
・お客様の欲しいものを考える
・それ! お願いしたい
というオファーがある

3つの要素を出前館は
事業に取り入れていたワケです。

これはビジネスをうまく回す上で
とても大切な3つのポイントです。

例え、それがテイクアウト中心のビジネスモデルだとしても
同じように大切な3つのポイントです。

・ターゲットを超具体的にする
・お客様が欲しいと思うものは何かを考え、それを提供する
・あなたの商品の魅力を余すことなく伝え、
 お客様に欲しいと感じてもらうオファーを作る

今、あなたのビジネスに取り入れられることを
やってみてください。

今よりもっと、売上が上がる流れを作れるようになりますよ。

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